呼吸器症状

長引く咳、息切れ、呼吸器の症状など

呼吸器症状には、咳、痰、息苦しさ、胸の痛みなどがよく知られています。咳、痰が絡む感じやのどの違和感が持続する方は多く認めます。

「咳」は、新型コロナ罹患後に持続する症状の中で最も頻度が高く、「新型コロナ後遺症」を心配される方も多いと思います。

後遺症の原因の多くは分かっていません。しかし、咳が繰り返されるのは新型コロナウイルスに感染した影響から一時的に口の粘膜が薄くなることによって、咳による刺激が伝わりやすくることが関係していると考えられています。

また、咳は感染時の症状の程度にかかわらず、無症状だった人も現れる可能性があり、咳の後遺症に悩む人が多いことが分かっています。

咳が出る期間

感染症の症状が急に出る時期（急性期）から回復した後に新たに出てくる場合と、

急性期から続いている場合があります。

軽いものから激しいものまで、療養期間が過ぎてもせきの症状が治まらないことがあります。

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新型コロナウイルスに感染すると、まず発熱・倦怠感・頭痛、咳などの症状がでます。感染した後に、熱や倦怠感などの症状はおさまっても咳だけが残り長引くことがあり

「いつまでこの咳は様子を見て良いのだろうか？」とお困りの方も多いと思います。

■感染後に2週間以上咳が続く場合

■日常生活に支障が出はじめるほど症状が強く出ていている場合

病院を受診した方が良いと考えられています。

また新型コロナウイルス感染をきっかけに咳喘息や肺気腫などの他の病気の症状がはっきりしてくる場合もあります。そのため長引く咳の原因が、新型コロナウイルス感染症の後遺症なのか、他の原因なのかをまずは調べることが必要です。